お寺の御本尊様にも様々あります。たとえば豆まきで有名な成田山新勝寺では不動明王を、高野山の総本山、金剛峰寺では薬師如来をご本尊としています。それぞれには役割があります。一つ一つ見てみましょう。

①如来
薬師如来や阿弥陀如来のような如来は悟りを開いた仏様、悟りを開いた出家後の釈迦がモデルとされています。
阿弥陀如来は人々を浄土へ導く仏様です。特徴的な髪型は螺髪(らほつ)といい、知恵の象徴です。鎌倉大仏や平等院鳳凰堂などのご本尊です。
薬師如来は名前に薬とあるように人々の病気を治す仏とされており、健康運のご利益があります。ご本尊としてあるお寺には、滋賀県の比叡山延暦寺や山形県の山寺、立石寺があります。
②菩薩
菩薩のモデルは出家前の釈迦を象徴しており本尊の左右に脇侍(きょうじ)として控え、如来をサポートする役割を担うことがあります。千手観音菩薩や文殊菩薩などがおります。悟りを開くための修行中の身とされ、救いの手を差し伸べます。
③明王
不動明王や愛染明王は厳しい表情をしています。しかしその姿は煩悩や苦悩から人々を救うためににこのような表情であるとされています。不動明王は背の炎で煩悩を焼き尽くし、剣で悪を断ちます。愛染明王は恋愛や欲望に悩む人を導きます。
④天部
インドの神々が仏教に取り入れられた姿で毘沙門天や弁財天など個性ある姿になっています。天部は釈迦の家来を意味して様々なご利益を与えます。毘沙門天は戦いの神として上杉謙信が深く信仰していたこともあり、仕事学業運があります。弁財天はもともとヒンドゥー教の水の神で琵琶を持ち、その姿は芸能上達や美容金運をもたらします。
このようにそのお寺のご本尊の姿にはさまざまな役割やグループがあります。ぜひ参拝する前に調べてみてはいかがでしょうか。

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